古き良き時代に生まれた国産絶版バイク専門企業として、バイク好きには絶対的な知名度を誇ります。芸能人や著名人からのオーダーはもちろん、昔からのオーナー様の中には、親子ツーリングを楽しむ方々も増えてきました。
長く東京の1店舗だけで販売事業を手掛けてきましたが、今後は国内への店舗展開もゆるやかに進めます。ウエマツの整備士の技術力は、他の追随を許さないほどのクオリティ。整備の力をキーに、インバウンドや輸出、さらにはフランチャイズ展開も含む新しい市場を開拓します。
設立当初には、既に会社経営のノウハウがありましたし、長く会社を繁栄させるために無借金経営を貫こう。だから急速に企業規模を広げることを避け、コツコツと、誠実に着実に歩んできました。
他社ならコレクション品として展示されるようなビンテージバイクも、ウエマツではバラバラに分解します。そこから再度組み上げ、廃番の部品は自分たちで造り、新車に近いクオリティにレストアします。
ウエマツの役割は、オーナー様からオーナー様へと「大事に乗ってほしい」という想いをつないでいくことです。整備技術はそのために磨くもの。営業方針も「いかに高く売るか」という発想はありません。
ウエマツのオーナーズクラブ『ZUOC』では、年数回のツーリングイベントを実施。空冷の旧車を真夏に走らせることは一種の挑戦です。しかし、これを実現できる整備クオリティがウエマツの標準です。
従業員もオーナー様も、バイク好きばかり。社内では新人とベテランの年齢差があっても絶版バイクの話が時代を超えた共通語となるので、仲間意識が強くアットホームな社風が形成されています。
社長の植松は、若い頃に海外を放浪して多くの経験を積みました。だから「若い従業員に海外を見せたい」と、社員旅行は海外へ。あくまでも自由参加ですが、社内イベントも飲み会も数多く企画されています。社長が「従業員を喜ばせたい」と考えている会社です。
少数精鋭の会社だから、社長はじめ役員が従業員一人ひとりの考えを良く知ろうと務めています。技術に応じ、成果に応じ、報酬や給与は個別に考慮していきます。今のところは、これができなくなる規模にまで会社を拡大するつもりはありません。