カワサキ KZ1000J2 千葉県 横田様、ステージ4納車整備中! Z1000J、
2019.11.28
本日ご紹介するのは、
横田様のKZ1000J2
Z第2世代、
最強ライム・グリーン伝説を築いた張本人
世界の一大マーケットであるバイクの本場アメリカで、
AMA本格参戦を決意したカワサキの、
AMAレギュレーションに呼応したZがZ1000J
ヨシムラGS1000の牙城を崩すべく、
ロブ・マジーのゴッド・ハンドでチューンナップされたJは、
新星エディ・ローソンのライディングにより、
カワサキ初のシリーズ・チャンピオンへ
辛酸を舐めさせられたMK2をベースに、
エンジンは勿論、
フレームにも渡る細部が改良されたJは、
世界のレース・シーンでライム旋風を巻き起こす事に
その雄姿は、
熱き80'S初頭のバイク・シーンを知る者の胸に、
今もギラリと焼き付いています
1981年にAMAのレギュレーションが変更され、
1,000cc以上の排気量を持つMK2での出走がNGになったカワサキは、
排気量を998.6ccへ仕立てたエンジンで、
Z史上初の100psオーバーを発揮する、
102ps/8,500rpm、
9.3kg-m/7,000rpmのZ1000Jエンジンを生み出します
只今KZ1000Jステージ4納車整備にて、
KZ1000Jエンジン腰上からの分解整備中
Z1以来のZエンジン・デザインを継承しつつ、
中身は別物に仕立てられたエンジンを、
35年に及ぶ眠りから覚まして行きます
今でこそZと言えば「900SUPER4」が主流ですが、
絶版車ブームが世に知れ渡った20年前は、
公道ではJがその花形に
未だワインディングで攻めるライダーが多かった時代、
実際に走りを楽しむZをチョイスするとなれば、
やはりこのJは外せない存在ですよネ~
クランク・シャフトにボアやカムシャフト、
タペット形式にまで及ぶ改良は、
高回転/高出力のハイ・パフォーマンスを発揮する、
レーシーでライダーを鼓舞する魅力的な味付けに
アメリカAMAで2年連続シリーズ・チャンピオン、
ヨーロッパ世界耐久レースでも2年連続メーカー・チャンピオン
このJの戦歴は今聞いてもワクワクしますし、
好奇心旺盛なライダーであれば、
やはり一度は体験したくなる世界観
750TURBOライダーでもある横田様、
今回ジャンボ・ツアラーであるKZ1300からの鞍替えに、
軽量・コンパクトなJをチョイス
令和のレース・シーンへ、
Jを持ち込むトカ持ち込まないトカ
新たなZの刺客「J」の走りをお楽しみに~
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