本日ご紹介するのは、

小倉様のKZ1000LTD

KZ1000Mk.Ⅱの登場によって、

ロード･モデルのエンジンはZ系最終型MKⅡエンジンとなった為、

アメリカン･モデルのLTDも、

エンジンをMKⅡエンジンへ換装

世界の一大マーケットであるアメリカで、

ネブラスカ州リンカーン工場を設立したUSカワサキ

一大ブームを巻き起こしたZ1のヒットに続き、

後継機種KZ900のバリエーション･モデルとして、

1976年に登場したKZ900LTDが元祖のZ-LTD

当初アメリカ本国2,000台限定マシンだったLTDは、

段付きシートに前後モーリス･ホイールを装備し、

ジャーデンの2本出しの出で立ちで登場

小振りなティアドロップ･タンクに、

前後ショート･フェンダー

プルバック･ハンドルにロング･グラブバーのスタイリングは、

直ぐに完売の人気マシンに

手応えを実感したUSカワサキは、

LTDをアメリカ向けにレギュラーへ

只今KZ1000LTDステージ4納車整備にて、

KZ1000LTDエンジン腰上からの分解整備中

エンジン角ヘッドのMKⅡエンジンと、

北米加速ポンプ付きのVM26SSの組み合わせは、

抜群の走りでハイウェイを駆け抜けます

ガバっとアクセルを開けた際に、

グワっと加速する様は、

このキング&クイーン･シートの土手に助けられる程に、

見事な走りっぷりを発揮するのは、

やはりジャパニースな、

マルチのアメリカンですネ～

「MADE IN USA」のカワサキは、

当時スクエア･ボディーが全盛だったバイク界への、

アンチテーゼだったとも言えます

実際、

欧州仕様車としてのバリエーション･モデルは、

Z1000STや、

Z1000H1

何れもカリッカリのスクエア･ボディーが自慢のマシン達

当時のLTDのカタログ上でも表現されていますが、

アメリカ人は女性の様な抑揚のあるライン、

グラマラスなボディー･ラインが好みナンでしょうネ～

人間賛歌

前後トリプル･ディスクは、

ドリルドのディスクブレーキ

装備としては、

とても贅沢な装備です

Z400FXもそうでしたが、

販売価格は装備が贅沢なLTDの方が、

高いンですよネ～

小倉様、

Z-LTDで走り出す見果てぬ旅路をお楽しみに～